コラム
【しめ縄 販売】しめ縄の素材として増加中!合成繊維の種類や特徴について
耐久性が高く取り替えの負担が少ない合成繊維のしめ縄を利用しよう!
古くからしめ縄には天然素材の稲藁や麻が使われています。しかし、近年は耐久性の高い合成繊維を用いたしめ縄の販売も増えています。取り替えの負担を軽減したい方には、合成繊維のしめ縄がおすすめです。
しめ縄の新素材!合成繊維の種類や特徴を解説
しめ縄の素材は、天然素材の稲藁や麻、あるいは合成繊維の2通りです。近年は、合成繊維のしめ縄も増えています。こちらでは、従来のしめ縄の素材、しめ縄の製造に合成繊維が使われる理由、合成繊維の種類と特徴についてご紹介いたします。
従来のしめ縄の素材について
合成繊維が使われ始める以前のしめ縄の素材には、主流の稲藁以外にも麻や葛などが使われてきました。しめ縄の素材としてよく利用されている藁は、通気性や耐水性、保温性に優れているうえに加工しやすい点が特徴です。また、大量に栽培されていたため、身近な繊維として、昔から衣類や住居など様々なものに利用されていました。
麻は強度や放熱性、通気性、吸水速乾性の高さが特徴的です。葛は、繊維の平面に光が反射することによって生まれる光沢に魅力があります。
合成繊維のしめ縄が使用されるようになった理由
近年、合成繊維のしめ縄を利用する神社が増えています。その背景にあるのは、しめ縄用の長い藁が手に入りにくくなったこと、しめ縄を綯う技術を持つ方が少なくなっていることなどです。昔は稲藁を手作業で刈り取っていました。現在はコンバインで刈り取りと同時に裁断する方法が主流のため、長い藁が手に入りにくくなっています。また、太いしめ縄を綯う技術を持つ方が少なくなり、重いしめ縄の取り付けが困難な神社も多くあります。そのため、毎年取り換えが必要な稲藁ではなく、長持ちする合成繊維のしめ縄の利用が増えています。
合成繊維の種類と特徴
合成繊維とは化学繊維の1つです。石油や石炭、水などを原料とし、化学的な手法で合成・製造された繊維の総称を指します。合成繊維は、強度や耐水性、耐薬品性、防水性などに優れているのが特徴です。代表的な合成繊維であるポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタン、ポリエチレンの特徴を以下でご紹介いたします。
・ポリエステル
ポリエステルは、化学的に合成された原料のみから製造される合成繊維です。一番の特徴は耐久性に優れている点です。縮みや型崩れなどが発生しにくいうえに、熱にも強い特徴があります。ただし、静電気や毛玉が発生しやすい点がデメリットです。
・ナイロン
ナイロンは、主に石油を原料とする合成樹脂(ポリアミド)から作られた合成繊維のことです。摩擦に強く、シワになりにくい特徴があります。また、吸水性が低いため濡れてもすぐに乾く素材です。天然素材と比較すると軽量なため、扱いやすいというメリットもあります。ただし、熱に弱く長時間経つと黄ばみが出やすい点はデメリットです。
・アクリル
アクリルは、石油から抽出されるアクリロニトリルを原料とする合成繊維です。ふんわりと柔らかく、保温性に優れている特徴があります。アクリルはウールの代用品として使用されることが多く、チクチクとした肌触りがないため、敏感肌の方や子供も利用できる点が特徴です。ただし、吸湿性が低く、熱に弱いというデメリットもあります。
・ポリウレタン
ポリウレタンは、イソシアネート基と水酸基を有する化合物の重付加によって生成される合成繊維です。柔軟性や弾性、耐摩耗性、耐衝撃性、耐油性などに優れています。ただし、熱に弱いため、高温多湿の環境では樹脂が劣化するおそれがある点に注意が必要です。
・ポリエチレン
ポリエチレンは、石油由来の合成ポリマーで広く使われる合成繊維です。軽量で耐久性があり、化学的に安定している特徴があります。デメリットとして、熱に弱く約70℃以上で変形や匂いが生じる可能性がありますが、加工性、防水性、耐薬品性に優れているため様々な形状で製品化され、包装材料、容器、パイプ、プラスチック袋などに利用されています。株式会社折橋商店では、このポリエチレンを主原料として採用し、独自に耐候剤を配合しています。これにより、太陽光や温度・湿度の変化、風雨などの気候の変化に対する劣化や変質を起こしにくくし、耐久年数を向上させています。
しめ縄の素材は大きく分けて天然素材と合成素材の2種類がある!
しめ縄に利用される繊維には、大きく分けて天然素材と合成繊維があります。天然素材には、稲藁の他にも麻や葛があります。
合成繊維とは、化学的に合成された繊維のことであり、ポリエステルやナイロン、アクリル、ポリウレタン、ポリエチレンなどが主な種類です。近年では、耐久性が高い合成繊維を用いたしめ縄を取り入れる神社が増えています。毎年の取り替えが負担となっている場合には、合成繊維のしめ縄がおすすめです。
株式会社折橋商店では、合成繊維を用いたしめ縄を、伝統技術を引き継いだ職人が1つ1つ手作業で丁寧に製造しています。明治43年の創業当初は、漁業用の藁綱(わらつな)の製造を行っていました。その技術を活かして、強度の高い合成繊維を用いたしめ縄の製造を始めました。現在では、約30年の耐久性を誇る合成繊維のしめ縄が製造可能です。鮮やかな黄金色で汚れが目立ちにくく、長期間取り付けたままでも美しい景観を保てます。耐久性の高いしめ縄をお探しでしたら、ぜひ株式会社折橋商店までお問い合わせください。
合成繊維を用いたしめ縄を、伝統技術を引き継いだ職人が製造する株式会社折橋商店
会社名 | 株式会社折橋商店 |
---|---|
住所 | 〒934-0039 富山県射水市久々湊244 |
TEL | 0766-82-3508 |
FAX | 0766-82-7611 |
URL | https://orihasisyouten.jp/ |