コラム
【しめ縄注文】麻色と黄金色の違いは?注文する前に知っておきたい基礎知識
しめ縄を注文する前に|麻色と黄金色の違い・形状の選び方を徹底解説
しめ縄の色は、「麻色」と「黄金色」の2種類に大別されますが、その違いは単なる見た目の印象だけにとどまりません。神社の境内や鳥居に取り付けた際の雰囲気や、設置環境との調和などにも関わってくるため、どちらを選ぶかは重要な判断要素となります。また、注文時にはサイズや結び方も検討すべき大切な要素です。
こちらでは、麻色と黄金色の違いをはじめ、しめ縄のサイズや結び方の選定ポイントまで、実際の取り付けを見据えて押さえておきたい内容をわかりやすく解説します。しめ縄の購入をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
しめ縄の色|麻色と黄金色の違いは?
しめ縄を新調・注文する際の色の選定は、境内の印象や神聖さの演出において重要な要素の一つです。特に近年では、伝統的な「黄金色」と、やや控えめな「麻色」とで迷われる方も少なくありません。以下では、麻色と通常色の違いを整理し、神社の格式や風格にふさわしい色選びの観点をご紹介します。
麻色の特徴と見た目の印象
麻色とは、白やベージュに近い自然な生成りの色味で、控えめで落ち着いた印象を持ちます。白木造りの社殿や簡素な鳥居と調和しやすく、柔らかく静謐な空気を醸し出せる点が評価されています。ただし、汚れが目立ちやすいという欠点があるため、定期的な清掃が必要です。
黄金色が持つ意味と格式
一方で、古来よりしめ縄の代表的な色とされるのが黄金色です。黄金色は、稲藁由来の自然な色味を再現したもので、稲作信仰に基づいた豊穣・結界・清めの意味を表現する象徴的な色とされています。また、麻色と比べて汚れが目立ちにくいため、雨や風にさらされる屋外設置の場合でも、その美しさを長く保つことができます。
黄金色が選ばれる場面の傾向
近年では、伝統的な儀式や神聖な空間をより強調したいという意図から、はっきりと存在感を示せる黄金色を採用する傾向が見られます。参道からの視認性が高く、特に屋外設置では太陽光や周囲の環境と調和しながらも、しめ縄本来の意味を明確に伝える役割を果たせます。
素材と色の組み合わせにも配慮を
近年のしめ縄には合成繊維素材が使われることが一般的となっており、色調と素材の質感が一致しているかどうかも重要な判断基準となります。特に黄金色は、合成繊維と組み合わせることで、天然素材を模した高級感と機能性を両立させることが可能です。
しめ縄のサイズの考え方|オーダー時の注意点
しめ縄を取り付ける神社の境内は、鳥居や拝殿、注連柱などそれぞれに形状や寸法の違いがあるため、既製品では対応しきれないケースも少なくありません。特に大型の構造物や独自の仕様を持つ神社では、サイズの最適化がしめ縄の美観・機能性に直結します。以下では、サイズオーダーの際に押さえておきたい基本的なポイントをご紹介します。
設置場所の幅・高さ・奥行を正確に把握する
まず重要なのは、しめ縄を取り付ける対象物の寸法を正確に測定することです。例えば鳥居の場合、柱間の幅だけでなく、しめ縄を固定するための余白やしめ具の位置も考慮する必要があります。また、拝殿の場合は梁の形状や段差、垂れ具の有無など、細部にわたって確認が求められます。(ご注文時には、取り付け箇所の幅(芯々)を事前に測定してお伝えいただけますとスムーズです)
使用目的に応じた長さ・太さの選定
しめ縄の長さや太さは、見た目の印象や格式に直結します。例えば、祭礼や年末年始などの特別な期間に設置する場合は、より存在感のある太めのしめ縄が適しています。一方、通年での設置を想定する場合は、耐候性や設置作業のしやすさを優先し、適度な太さで軽量化されたものが求められる傾向にあります。
サイズ選定の際に注意したい“たるみ”の影響
しめ縄はピンと張るのではなく、中央がやや垂れる「たるみ」を持たせることが一般的です。このたるみの美しさは、伝統的な意匠においても重視されるポイントであり、想定以上にたるんでしまうと見た目に締まりがなくなる場合もあります。そのため、実際の取り付け時のたるみを想定して、少し長めに寸法を取ることが推奨されます。
耐久性を考慮した重量・取り付け方法の確認
大型しめ縄の場合、重さに応じて取り付け部の補強や吊り金具の強度も考慮しなければなりません。合成繊維素材であれば天然藁よりも軽量で、構造物への負担を軽減できるというメリットがありますが、それでもサイズが大きくなると取り扱いには慎重さが求められます。
しめ縄の結び方と形状の選び方|注文時の確認ポイント
しめ縄を注文する際には、素材やサイズと並んで「結び方」も重要な要素の一つです。この結び方は、しめ縄全体の印象を左右する大事なポイントであり、取り付け場所の構造や意匠との調和を考慮して選ぶ必要があります。
結び方が印象を左右する理由
しめ縄の中央部分のふくらみ具合や左右の房の長さ・ボリュームといった立体的な仕上がりは、結び方によって大きく変化します。撚りの加減が適切でないと、設置後に歪みやたわみが生じやすく、美観を損なう原因になります。神社の鳥居や拝殿などに取り付ける場合は、参拝者の目に触れる機会が多いため、しめ縄の均整が特に重要となります。
黄金色のしめ縄が際立たせる立体美
合成繊維で作られた黄金色のしめ縄は、光の反射によって陰影がくっきりと表れやすく、結び方の立体感が一層引き立ちます。細部まで丁寧に整えられたしめ縄は、神聖さだけでなく、格式の高さも表現できます。
注文時に押さえておくべき情報
理想のしめ縄を実現するためには、設置予定場所の幅や希望する仕上がりイメージを正確に伝えることが大切です。特に大型のしめ縄では、中央部分のふくらみの大きさや房の位置バランスを調整する必要があります。注文時点でこれらを明確にしておくことで、完成品の仕上がり精度が高まり、設置後の違和感も軽減されます。
(神社の鳥居の貫(ぬき)に対して、7〜8割程度の太さのしめ縄を取り付けるのが、最もバランスが良く美しく見えます)
しめ縄の美しさは、細部の造形にこそ宿ります。伝統と格式にふさわしい姿に仕上げるためには、結び方の工夫を怠らないことが重要です。
高品質な合成繊維製しめ縄のご相談は株式会社折橋商店へ
神社に取り付けるしめ縄は、ただの装飾ではなく、神聖な空間を象徴する重要な存在です。麻色と黄金色の違いを理解し、サイズや結び方といった仕様も細部にこだわることで、全体の印象を大きく高めることができます。
株式会社折橋商店では、合成繊維製のしめ縄を専門に取り扱っており、防虫・防カビ・耐候性などの機能を備えた製品をご用意しています。サイズオーダーや形状のご相談にも柔軟に対応し、神社それぞれの景観や設置環境に合ったご提案が可能です。
しめ縄の買い替えをご検討の際は、ぜひ株式会社折橋商店までご相談ください。長く美しく保たれるしめ縄で、神域の荘厳さをしっかりと守ります。
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