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氏子の大事な仕事!お祭りについて解説

氏子 氏神様 お祭り お神輿

日本全国で行われる特別な催しであるお祭り。お祭りはいつもお守りいただいている神様へのご奉仕の意味があり、氏子の存在が大きく関わっていたのです。この記事では氏子の大事な仕事の一つである祭りについて解説します。

 

 

氏子とは

氏子とは、氏神神社と同じ地域に住み、氏神様を信仰する人たちのことをいいます。氏子はもともとはその名の通り、氏族=血縁によるつながりでしたが、時代が下るにつれて、その土地の産土神や鎮守神と混ざり合い、地縁的なつながりによるものとなりました。現在でも氏子の大切な役割のひとつにお祭りがあります。

 

 

氏子とお祭り

 

氏子 お祭り 風景

 

日本全国に夏や秋に特に多いお祭り。お神輿(みこし)やお囃子、屋台などが出て華やかで有名なものもありますよね。イベントのようになっているお祭りもありますが、お祭りには氏子が深く関わっており、歴史と意味があるのです。

 

お祭りとは何か?

 

お祭り 山車 神幸 祭 渡御 お旅

 

お祭りは神幸(しんこう)祭、渡御(とぎょ)祭、お旅などともいい、神霊の来臨や移動を中心とする神事で、帰ってくる際の移動を還幸祭ともいいます。

 

お祭りにも種類があり、最も多いのが神様をのせたお神輿などが、祭神ゆかりの地域を広く巡行するものです。神様が地域をめぐることで、神と氏子が親しく交歓でき、神の徳が広く行き渡るので、住民全体の安全と繁栄が図られるという意義があります。

 

この他にも神が来臨した時の神話や歴史を再現するもの、災害や疫病の流行を制圧する神の功徳をあらわしたもの、祭神を芸能で慰めるものがあります。

 

お祭りの基本形式

 

氏子 神輿 お祭り 風景

 

お祭りがいつから始まったかは定かではありあませんが、20万人が参加したこともある氏子による最古の祭り「御柱祭」は約1200年前から記録が残っており、1500〜2000年の歴史があると言われています。

 

お祭りでは、神霊を移した神木やお神輿などが、氏子地域内を巡ったり、御旅所(おたびしょ)や元宮に渡御したりするのが基本的な形です。古くはシンプルだった行列も、次第に榊、御幣、神馬、稚児など多彩な神霊の憑座(よりまし)や依代が行列に重複して参加するようになっていきました。

 

中世以降は、京都から流行した祇園会風流の影響もあって、神幸行列がいっそう華やかになります。歌舞、お囃子、山車、屋台などの飾物がともなうようになり、土地の民俗芸能や伝統工芸的なものにもなっていきました。

 

お祭りの行列は、最も多くの氏子が関わる場面です。行列の先頭には先導役の猿田彦がいることが多く、その次に御幣、笠鉾、獅子、幟(のぼり)、提灯、太鼓、お神輿などが続き、このほかに神職、巫女、稚児、山車、獅子、舞踏、雅楽、祭囃子、音頭など、祭りによってさまざまなキャストが登場します。

 

また雰囲気も祭りによって違い、厳かに運行されるものから威勢良く担がれるもの、船での渡御、水中でお神輿を担ぐものなど多様です。

 

山車にも神輿に近い依代の役割ものと奉納の役割のものがあり、奉納の場合は氏子の各町が趣向を凝らして競い合うことが多くなり、祭りも熱気をおびます。

 

お祭りの氏子の役割

 

氏子 鳥居と神輿 お祭 氏子の役割

 

お祭りは多くの氏子が関わる重要な行事です。お祭りに際して、氏子の代表者である氏子総代は、祭りの運営や段取りを取りまとめたり、寄付を募ったりします。また神輿などが道路を通行するので、警察と連携を図るなどもします。

 

氏子もお神輿を担いだり、山車を引いたり、獅子舞を奉納したり、お囃子を奏でたりと表に出る者から、裏方でサポートをする者まで、さまざまな形で参加します。獅子舞や歌舞、太鼓やお囃子などは地域で継承されてきたものであり、お祭りが古参の氏子から若い氏子への伝承の機会にもなるのです。

 

まとめ〜お祭りは氏子にとって大事な仕事〜

 

日本全国で行われているお祭り。規模の違いはあれど氏子が関わる大事な行事として今日まで受け継がれてきました。イベントのようになっているものもありますが、人々の安寧と繁栄への願いや神様への感謝が込められた大事なものであり、伝承の機会でもあるのですね。

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