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氏子とは何か?神道と氏神・氏子について解説

氏子とは、氏神神社の周辺に住んでいる人々のことで、氏神は氏子を守り、氏子は氏神神社のお祭りに参加したり、維持管理に勤めたりします。氏神信仰は神道の中に位置付けられ、時代と共に変遷してきました。今回は神道と氏子について解説していきます。

 

 

神道と氏神信仰

 

 

神道は日本の風土の中での人々の暮らしと共に自然に発生してきました。ここでは神道の中での氏神信仰について説明します。

 

神道とは?

 

神道とは日本に古くからある民族宗教で、縄文時代〜古墳時代にかけて形成された考え方とされています。神道は、神話や八百万の神、自然信仰、アニミズム、祖霊崇拝などが中心で、仏教やキリスト教のように教典や教えもなく、開祖もいないのが特徴です。

 

神道においては、自然と神は一体として認識されていて、神と人間を結ぶ作法が祭祀で、祭祀を行う場所が神社であり、聖域とされます。この聖域と他を区別するためにしめ縄を張るようになりました。

 

神道は、伝統的な民族信仰、自然信仰、祖霊信仰を基盤に発展していき、おもに地縁や血縁で結ばれた共同体や村などを守ることを目的に信仰されてきました。

 

日本の風土や生活の中で自然に発生し、農耕文化の進展と共に自然の威力に神霊の存在を見出し、丁寧に祭ることで自然の脅威を和ませ、日々の生活の安寧を祈るものが神道の始まりだったのです。

 

現在では神道に属する神々を祭神とする社を神社と呼び、日本国内で約8万社以上の神社が登録され、全国の大部分は神社本庁が統括しています。登録されていない小さな神社もあるので10万社以上の神社が日本にはあると言われています。

 

氏神信仰の分類

 

 

神道において、神様は自然神と文化神に大きく分けることができ、氏神は文化神に分類されます。文化神は、屋敷神、氏神、産土神などの社会集団を守る神や疫病神、田んぼ、漁ろう、軍神、竈(かまど)神など、人間生活における特定の場面や職能を守護する神を表します。

 

一方の自然神は、文字通り太陽、月、風、雷、山、海、動物などの自然物に宿った神様のことです。

 

神社信仰はまた、氏神型信仰と勧請型信仰に分けられます。氏神型信仰は、地域ごとに氏神や産土神を祀る閉鎖的な共同体の祭祀が中心で、勧請型は有名な神様を分霊するなどしてお迎えした神社です。

 

神社は大事なコミュニティ機能を持っていた

 

 

中世の農村では、神社は大事なコミュニティ機能を持っていました。村民たちは日常生活の中で神社に寄り合い、農民の中から1年交代の年番神主が選ばれたり、氏子集団の中から宮座という神事運営のための中心的な組織も結成されていました。

 

また村の取り決めを起請文を記して神に誓約したり、一揆の際には神社に集まり決起集会のようなこともしていました。このように神社は、人々の精神的な拠り所でもあったのです。

 

氏神様と氏子

 

 

氏神様は古くは祖先神など、血縁関係にある氏族が共通におまつりする神様のことでしたが、時代が下るにつれて、産土神や鎮守神との区別がなくなり、合わせて氏神様とすることが多くなりました。氏子そのものも地域の祭祀集団を意味するようになったのです。

では、もともと氏神とは別の神であった産土神と鎮守神はどのようなものだったのでしょうか。

 

産土神

 

産土神とは、その人が生まれた土地の神で、生まれる前から死んだ後まで守護し、他所に移住しても一生護ってくれる地縁による神様です。 

 

地縁の神なので、さまざまな土地からの移住民が多い都市で信仰が強く現れていきます。例えば中世の京都では、稲荷神社、御霊神社、賀茂神社、北野神社などの有力な神社を中心に産土神を基にした産子区域の観念が発達し、産土詣が行われました。現代では宮参り、成年詣、七五三も産土詣にあたります。

 

鎮守神

 

鎮守神とは、特定の建物や土地を護るために祀られた神であり、もともとは地主神を押さえ込むために新たに祀られた神でした。人間がある土地に人工物を造った時にその土地に宿る神が、人間や造営物に悪さをしないように、その地主神よりも霊威の強い神を新たに勧請して祀ったのがはじまりです。時代と共に地主神との混同や習合がおこり、こうした鎮守神は寺院や邸宅、荘園、城郭などに祀られるだけでなく、村でも祀られるようになりました。

 

氏子の役割

 

 

氏神神社では、氏子中から世話役として氏子総代が選出され、管理や運営にあたります。氏神がムラの物事の中心であるような土地では、ムラの寄り合いを兼ねた氏子寄合などで選出されることもありました。神社の清掃、神主との連携、祭礼の運営の責任者などが主要な役割であり、もともとは神主も氏子から選出されていました。

 

 

まとめ〜大昔から日本人と共にあった神道と氏神様〜

 

神道は、日本の自然や風土、人々の日常生活の中で自然に発生してきた観念で、氏神信仰は共同体を守り、人々の結びつきを強めるために大きな役割を果たしていました。もともと血縁関係にある氏族を守る神であった氏神も、産土神や鎮守神と合わさっていき、地域を守る神として今なお存在しているのです。

 

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