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丑年や牛の意味やご利益は?お参りしたい神社をご紹介

干支_丑年_牛

古くから人類にとって重要な役割を果たしていた牛。牛が菅原道真の天神信仰と結びついて神の使いになることで、牛の像「撫で牛(なでうし)」も登場しました。記事では、牛と日本人との関わりやご利益、天神信仰との関係、牛にまつわる神社や寺を6つご紹介します。

 

 

 

 

牛と日本人

 

牛_日本人

 

牛は大昔から、世界中で、人類にとって重要な役割を果たしていました。例えば、インドでは牛は神様として現在も大切にされています。 

 

日本では約2300年前の弥生時代に、アジア大陸で家畜化された牛が持ち込まれたのがはじまりと考えられています。

牛はおもに農耕や運搬に利用され、牛の強力な力によって農業生産性が向上し、長距離を移動する際に、貴族などを乗せる牛車として、また荷物を積む力として活躍しました。

現在のように肉牛や乳牛としての利用がさかんになったのは明治時代以降のことです。

 

丑年(牛)の意味やご利益

 

丑年_ご利益

 

以上のように、牛は古くから人間にとって欠かせない動物であり、たくさんのご利益が得られるとされてきました。

 

牛のイメージとして、勤勉によく働く、コツコツ積み上げていく、力強さなどがあります。

また、牛は農業や耕作の力、運搬能力だけでなく、乳や肉は食料になり、皮革は日用品や武具などになるという様々な恩恵を持つ生き物です。

そのため、繁栄や豊かさ、成功、強運、病平癒、健康増進、学問成就、安産、子宝、芸能上達、開運招福などたくさんのご利益があるとされる生き物なのです。

 

天神信仰と牛

 

天神信仰_牛

 

天神信仰とは、菅原道真を祀る信仰のことで、神社の数は全国で第3位と言われています。

 

天神信仰にかかわる神社は、天満宮、天神社、北野神社などがあり、太宰府天満宮と北野天満宮、大阪天満宮をあわせて3大天満宮と呼ぶこともあります。太宰府天満宮と北野天満宮は両方とも天神信仰の総本社とされています。

 

天神様の使いは牛。天満宮や天神社には、座り込んだ姿の牛の像がある場所が多く、撫で牛とも呼ばれています。なぜ牛なのかというと、菅原道真が丑年生まれだった、道真が暗殺されそうになったところを飼い牛が救った、道真の遺体を運んでいるときに牛が座り込んで動かなくなったためそこに埋葬した(その場所が太宰府天満宮)などの説があります。

 

丑年や牛にまつわる神社や寺6選

ここでは、丑年や牛にまつわる神社をご紹介します。牛は多くのご利益を与えてくれる縁起の良い生き物です。ぜひ参拝してみてください。

 

北野天満宮(京都府京都市)

 

牛_北野天満宮

 

天暦元(947年)に創建された、全国に約1万2000社ある天神社、天満宮の総本社。天神様の使いである牛の像が境内に数多くあり、境内の北西には「牛社」という小祠もあります。宝物殿では、国宝や貴重な品が収蔵され、期間限定で展示されているほか、国宝の社殿や重要文化財の門なども有名です。梅の花や紅葉の名所でもあり、学問の神様としての信仰が厚く、受験生などの参拝者が多く訪れるなど人々で賑わう神社です。

 

太宰府天満宮(福岡県北九州市)

 

牛_太宰府天満宮

 

学問、文化芸術、厄除けの神様、菅原道真の御墓所の上に社殿をいただいた日本で唯一の「菅聖庿(かんせいびょう)」であり、北野天満宮とならんで、全国の北野神社や天満宮の総本社です。学業成就のほかにも、健康長寿、安産、病気平癒、厄除け、心願成就などの祈願ができます。

また、境内美術館として、境内でアートを楽しむプロジェクトも行われています。

 

田倉牛神社(たくらうしがみしゃ・岡山県備前市)

 

牛_田倉牛神社

 

大量の備前焼の牛の置物がある「牛の聖地」として密かな人気を誇っているのが、田倉牛神社です。

病や天変地異の災害から人々をお守りいただこうと江戸時代に「牛頭天王」を勧請されたことがはじまりで、おまいりする人が備前焼の子牛を献ずる風習があります。

願いが叶うと備前焼の子牛が奉納されるので、牛の置物が増えていくといわれています。

農耕の神、五穀豊穣の神であり、牛に関係する人々の参拝も多いとのこと。

村の人たちが協力して管理している神社であることも特徴的です。 

 

三室戸寺(京都府宇治市)

 

牛_三室戸寺

 

西国十番の観音霊場である三室戸寺は、光仁天皇の勅願寺です。

本堂前に鎮座している牛は「宝勝牛」と呼ばれ、口の中にある玉を撫でると勝運がつくといわれているほか、牛の腹にあるのぞき穴から胎内に納められた牛の木像が見えるそうです。

 

牛天神・北野神社(東京都)

 

牛_牛天神・北野神社

 

撫でると願いが叶うと言われる「ねがい牛」の発祥の地とされる神社。

鎌倉時代に源頼朝がこの地で岩に腰掛けて休憩した際に、夢に牛に乗った菅原道真が現れ、「二つの喜びがある」と告げます。翌年にその喜びがあったため、腰掛けていた岩を祀り牛天神を創立したのがはじまりとされています。

境内にはこの岩が祀られており、撫でると願いが叶うことから「ねがい牛」として多くの人が参拝しています。

 

湯島天満宮(東京都文京区)

 

牛_湯島天満宮

 

東京にある湯島天満宮は、古墳時代の創建で「天之手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を祀る神社でしたが、南北朝時代に菅原道真を合祀し、湯島天神などと呼ばれるようになりました。

境内には「撫で牛」があり、自分の体の悪いところと同じ部分を撫でるとご利益があるといわれています。とくに頭を撫でると知恵を授かれるとのこと。梅の名所でもあり、入口の唐門には梅の花と牛の親子の彫刻があります。

 

まとめ〜神社へ参拝して牛を撫でよう〜

 

牛_神社_参拝

 

牛は古くから日本人にとって欠かせない動物であり、たくさんの恩恵を与えてくれています。さらに天神信仰と結びつくことで各地に「撫で牛」が登場するなど信仰の対象にもなりました。天神さまは日本全国にありますので、お近くの牛にまつわる神社などを訪れるのもいいかもしれません。

 

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