コラム
しめ縄の販売店に聞く!長さ測定から注文まで完全ガイド
神社用しめ縄の販売店が解説!長さの測り方と選び方・注文の流れ
しめ縄は、神道において重要な役割を果たす神聖な飾りです。その歴史は古く、日本の伝統文化に深く根付いています。
こちらでは、しめ縄の基礎知識や神社用しめ縄の正確な長さの測り方、適切なサイズ選びのポイントなどについてしめ縄の製作・販売店が解説します。
しめ縄の基礎知識
しめ縄は日本の伝統文化において重要な役割を果たし、今もなお私たちの生活に深く根付いています。
しめ縄の由来
しめ縄は、日本の神道文化と深く結びついています。古代から神聖な場所を示す目印として使用されてきました。
しめ縄の起源は、以下の神話にさかのぼります。
- 天照大神が天岩戸に隠れた際、その前に結ばれた縄
- 伊邪那岐命が黄泉の国から戻り、禊を行った際に使用した縄
しめ縄は、日本の神道において神聖な領域を示すための縄です。しめ縄の由来には諸説ありますが、古代の神話や伝承に根ざしていると考えられています。
最も有名な伝説は「日本書紀」と「古事記」に記されている天岩戸神話です。天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸に隠れた際、天岩戸の外にしめ縄を張って再び隠れることがないようにしたといわれています。このエピソードから、しめ縄は神聖な空間を区切り、邪悪なものを防ぐ役割があるとされました。
しめ縄の意味と役割
- 神様のいる神聖な場所を示す
- 神域と俗世間の境界を示す
- 邪気を払い、清浄な場所を作る
- よくないもの、不浄なものが入らないようにする結界を示す
- 神様をお迎えする目印となる
しめ縄は、反時計回りに左から綯って作られる左縄(左巻き)が一般的です。これは、神様が降りてくる際の渦の方向に由来するとされています。
しめ縄の種類
しめ縄の種類は、用途や場所によってさまざまです。主な種類を以下の表にまとめました。
種類 | 特徴 | 主な使用場所 |
---|---|---|
神社用 | 大型で豪華 | 鳥居、拝殿 |
神棚用 | コンパクト | 家庭の神棚 |
連飾り | 飾り付き | 玄関、門松 |
輪飾り | 輪状 | 神社、家庭 |
しめ縄には、地域や用途によってさまざまな形状があり、主に「玉飾り」「輪飾り」「前垂れ」「牛蒡(ごぼう)じめ」「大根じめ」「一文字型」などがあります。
- 玉飾り:しめ縄を輪っか状にして飾る形式
- 輪飾り:玉飾りを簡略化したもの
- 前垂れ:しめ縄から紙垂やしめの子が垂れ下がる形で装飾がつけられたもの
- 牛蒡じめ:しめ縄が牛蒡(ごぼう)のような形で左から右にかけて太くなったもの
- 大根じめ:大根の形を模したしめ縄で中央を太くしたもの
- 一文字型:端から端まで同じ太さで、一文字の形をしたもの
これらのしめ縄は、それぞれの場所や目的に合わせて選ばれ、神聖な雰囲気を醸し出します。
神社用しめ縄の正確な長さの測り方
神社用しめ縄の長さを正確に測るためには、適切な道具と手順が必要です。ここでは、測定に必要な道具と場所別の測定手順をご紹介します。
測定に必要な道具
- メジャー(巻尺)
- 紙と筆記用具
- はしご(高所での測定時)
- 補助者(1名以上)
場所別の測定手順
鳥居用しめ縄の測り方
鳥居用のしめ縄は、通常、鳥居の上部に取り付けられます。測定手順は以下のとおりです。
- 鳥居の柱の外側からもう一方の内側までの長さを測り、その柱間(芯々)に合わせてしめ縄を選ぶ
- 鳥居の高さや貫の幅に応じて、しめ縄の太さを考慮する
拝殿用しめ縄の測り方
拝殿用のしめ縄は、拝殿の軒下や柱に取り付けられることが多いです。
- 取り付け予定の場所の端から端までの長さを測る
- 余裕を持たせるため、測定した長さに数十cm足す
- 拝殿の規模に合わせて、しめ縄の太さも決定する
その他の場所のしめ縄測定法
手水舎や神社の周囲を囲む場合など、他の場所でのしめ縄の測り方は以下のとおりです。
- 取り付け予定の場所の全長を測る
- 複数の支柱がある場合は、支柱間の距離も記録する
- 取り付け場所にもよりますが、しめ縄の太さは5~8cmが一般的です。
測定の際は、安全に十分注意し、必要に応じて神社の管理者や専門家に相談することをおすすめします。正確な測定により、神社の雰囲気に調和したしめ縄を選ぶことができます。
神社の雰囲気を引き立てるしめ縄の長さ・太さ選びのポイント
神社の雰囲気を引き立てるしめ縄の選び方には、場所に応じた長さや太さの選択が重要です。また、神社の歴史や格式、地域性も考慮する必要があります。
まず、場所別のサイズ選択のポイントをご紹介します。
鳥居用
- 長さ:鳥居の貫(ぬき)の長さの1.2~1.5倍
- 太さ:貫の幅の7割程度
拝殿用
- 長さ:柱間(外々)に合うものを選ぶ
- 太さ:幅1.8mの場合は10cm程度の太さがおすすめ
手水舎用
- 長さ:柱間(外々)に合うものを選ぶ
- 太さ:5~8cmが一般的
次に、神社の格式や地域性を考慮したサイズ選びのポイントです。
- 由緒ある神社ほど太めのしめ縄を選ぶ
- 地域の伝統的な編み方や材料を尊重する
- 周辺の景観と調和する形状やサイズを選ぶ
最後に、しめ縄のサイズ選びで注意すべき点をまとめます。
- 周囲の建造物とのバランスを考慮する
- 地域の気候に適した太さを選ぶ(強風地域では細めに)
これらのポイントを押さえることで、神社の雰囲気を引き立てる、調和の取れたしめ縄選びが可能です。
しめ縄の長さの決定から注文までの手順
しめ縄の注文方法は以下のとおりです。
step1:正確な採寸
まず、事前に設置場所(芯々)の正確な採寸を行います。
step2:仕様の決定
次に、牛蒡じめや大根じめなどしめ縄の仕様を決めます。
step3:お問い合わせ
お電話・FAX・メールのいずれかより、お問い合わせください。その際、上記の情報を伝えます。
step4:お見積り
上記の情報をもとに、見積書を作成します。
step5:注文
お見積りの内容にご納得いただいたうえで、注文を承ります。
step6:製作・設置
熟練の職人が真心を込めて作ります。製作後、設置して完了です。
以上の手順を踏むことで、神社の雰囲気に合った適切なサイズのしめ縄を入手できます。
しめ縄は正確な採寸が大切!神社用しめ縄の製作・販売店をお探しなら
しめ縄は、神社の雰囲気や伝統を守るうえで非常に重要な要素です。上記のポイントを押さえて丁寧かつ正確に採寸することで、より適切なしめ縄を選ぶことができます。神社の雰囲気をより一層引き立て、神社の格式・伝統を守ります。
神社用しめ縄の製作・販売店をお探しの際は、株式会社折橋商店までお問い合わせください。
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多彩な長さのしめ縄の販売店「株式会社折橋商店」
会社名 | 株式会社折橋商店 |
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