神社のしめ縄の交換時期は？タイミングや頻度について解説

2023.1.31

神社のしめ縄の交換を考えているけれど、「交換するタイミングや時期が分からない」、「どれくらいの頻度で替えるものなのか」と迷ってしまうこともありますよね。

しめ縄の交換時期は神社のしきたりや氏子が集まって決めたりする場合が多いので、一定のきまりはないこと、しめ縄を交換するタイミングや時期、替える頻度の目安などを知れば、しめ縄交換に頭を悩ませなくて済むことでしょう。

この記事では、しめ縄の交換時期や季節、交換頻度などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

しめ縄は神様のいる神聖な場所を表す

神社の鳥居やしめ縄をくぐると、不思議と神聖な気持ちになった経験があるのではないでしょうか？

しめ縄は神様のいる神聖な場所を表し、神聖な場所と俗世を隔てる境界線や結界のような意味があります。神様がやってくる依代やよくないものを封じ込める役割もある、特別なものなのです。

神様のいる神聖な場所ですので、しめ縄も常に美しく整えておきたいですよね。

神様のいる神聖な場所を表すしめ縄。そのしめ縄自体も定期的に交換し、新しく清らかなものにする必要があります。

まず、神社のミニチュア版ともいえる神棚のしめ縄は、一般的に年末に新しく付け替え、1年間お世話になります。12月29日と31日を避けた年末に新しいしめ縄につけかえ、1月の15日に神社で行われる「どんど焼き」に持参し、お焚き上げをしてもらいます。

神棚のしめ縄が毎年交換であるのに対して、神社の大きなしめ縄の交換時期や頻度については、決まったルールがあるというよりは、各々の神社で慣習として交換時期が決まっていることが多いといえます。

交換時期としては、年末や例大祭に合わせて付け替えたり、三重県の二見興玉神社のように年に3回決まった月に交換したり、何十年も交換しない神社もあったりと、さまざまです。

なかには、年末に氏子や近隣の人が集まって、縄を綯うことをしている神社もありますし、出雲大社のようにしめ縄専門の人々が1年以上かけて作るものもあります。

しめ縄の大きさや神社の規模によっても変わってくるのですね。

ただ、近年、後継者不足や氏子の高齢化により、頻繁な交換や毎年の交換が難しくなっている神社があります。しめ縄の交換に頭を悩ませている神社の方を中心に、交換頻度が少なくてすむ、合成繊維のしめ縄が注目されてきています。

しめ縄には、古くから使われている「稲わら」「大麻（おおあさ）」、そして近年注目されている「合成繊維」の3種類の素材があります。

日本人は稲作と共に生きる民族ですので、稲わらは特別な力が宿っていると考えられてきました。「大麻」は、伊勢神宮のお札に「神宮大麻」と記されているように、また上品で光沢のある見た目などもあいまって、特別なものとされてきました。

しかし、近年、稲わらや大麻の栽培農家の減少や、コンバインによる稲の刈り取りで、しめ縄に適した長さの稲わらが手に入りにくくなってきました。またしめ縄を綯う技術を持つ人も後継者不足と高齢化で減少し、しめ縄の交換が困難になる神社が増えつつあります。

しめ縄の交換が大変だからといって、古いしめ縄をつけ続けるわけにもいきません。そのため、オーダーメイドもできて職人の手作りであり、交換頻度が少ない化学繊維のしめ縄が交換にお困りの神社の方に受け入れられているのです。

折橋商店のしめ縄は、独自の技術により、約30年の耐久性がありますので、雨風や雪や日光の影響を受けやすい鳥居でも長年美しさが保たれます。

とはいえ自然の素材ではないので、取り付けた際に周囲から浮いて見えるのではないか、と不安に思う方もいるかもしれません。しかし石造りにも木製の鳥居にもよくなじみ、神社の雰囲気を損なうことはなく、むしろ鮮やかな黄金色が神社を彩ってくれるでしょう。

神社のしめ縄の交換時期や頻度は、神社によって違いますが、しめ縄を美しく保ち、神様や参拝者に気持ちよく過ごしていただきたいものですよね。交換にお悩みなら、丈夫で美しく長持ちする折橋商店のしめ縄をご検討されてみてはいかがでしょうか？