「今年は厄年だから」「なんとなく不安なことが続いていて…」などのきっかけで、厄除け祈願を考える方は少なくありません。ただ、いざ神社に行こうと思うと、「いつ行けばいい?」「予約は必要?」「服装は?」と迷ってしまうことも多いものです。
この記事では、はじめて厄除け祈願を受ける方にもわかりやすく、神社での流れやマナーを解説します。
厄除け祈願とは?厄払いとの違いも知っておこう

厄除け祈願とは、災いが身に降りかからないよう神様に祈り、心身を清める神社の儀式です。
似た言葉に「厄払い」がありますが、一般的に神社では「厄除け祈願」、お寺では「厄払い」と呼ばれることが多く、意味合いとしては大きな違いはありません。
厄年という考え方は、「人生の節目には心身の変化が起こりやすい」という古くからの経験に基づくもの。不安を煽るものではなく、慎重に過ごすための知恵といえるでしょう。
厄除け祈願はいつ行く?おすすめの時期とタイミング

厄年には「前厄」「本厄」「後厄」があります。本厄は災いが起こりやすいとされる年で、その前後の一年も心身の変化が起こりやすい時期と考えられています。前厄は本厄に向けて環境や体調が変わりやすい年、後厄は本厄を終えたあとの調整の年とされ、いずれも厄除け祈願を受ける方が少なくありません。
厄除け祈願を受ける時期は、年が明けてから節分(2月初旬)までに受けるのが一般的です。特に年始は、新しい年を清らかな気持ちで始めたいという思いから、参拝者が増えますが、この日でなければならないという決まりはありません。前厄・本厄・後厄の年であっても、気になったタイミングで受けることができます。
なお、「節分を過ぎてしまったら厄除けは意味がないのでは?」と心配される方もいますが、そのようなことはありません。厄年は一年を通して続くものと考えられており、節分以降や春先、誕生日の前後など、自分の気持ちが落ち着いたタイミングで祈願を受けても問題ありません。
神社での厄除け祈願の流れ|受付からお祓いまで

神社に到着したら、まず手水舎で手と口を清めます。その後、社務所や祈祷受付で厄除け祈願を申し込みます。名前や年齢、住所を書くのは、「誰のための祈願か」を神様にお伝えするためです。
祈祷では、神職が祝詞を奏上し、お祓いによって穢れを祓います。所要時間は10〜20分ほどが一般的。祈祷中は静かに姿勢を正し、神様に向き合う気持ちを大切にしましょう。
神社によっては、厄除け祈願に予約が必要な場合と、当日受付で対応している場合があります。特に年始や節分前後の繁忙期は、待ち時間が発生することもあるため、事前に公式サイトや電話で確認しておくと安心です。
初穂料はいくら?服装は?よくある疑問

初穂料の目安は、5,000円〜10,000円ほどが多く、のし袋には「初穂料」または「玉串料」と書きます。金額に迷った場合は、神社の案内に従えば問題ありません。
服装については、スーツである必要はありませんが、清潔感のある落ち着いた装いが望ましいでしょう。派手すぎる服装やラフすぎる格好は避けるのが無難です。また、厄除け祈願は一人で受けても、家族と一緒に受けても構いません。
厄除け祈願のあとは?お札・お守りの扱い方

祈願後に授与されるお札(神札)は、自宅の清潔な場所に祀ります。神棚がある場合は神棚へ、ない場合は目線より高く、できれば南向きや東向きの場所がよいとされています。一方、お守りは日常生活の中で身につけたり、カバンや財布に入れて持ち歩くとよいでしょう。
お札・お守りはいずれも一年を目安に、感謝の気持ちを込めて授かった神社へ返納するのが一般的です。
まとめ|厄除け祈願は“不安を整える”ための神社参拝

厄除け祈願は、何かを怖れるためのものではなく、心を整え、新しい一年を前向きに過ごすための行いです。正しい流れや意味を知って神社を訪れることで、祈願はより身近で、安心できるものになります。
折橋商店では、しめ縄をはじめとした祈りの文化に寄り添いながら、神社や季節行事をより深く楽しむための情報を発信しています。厄除け祈願をきっかけに、日本の祈りのかたちに目を向けてみてはいかがでしょうか。






