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なぜ私たちは神社へ行くのか?参拝の意味や作法を深堀り

神社_参拝_礼法

初詣やお祭りなどのイベント事、願い事や決意があるとき、旅行先でのご挨拶など、神社に行くという人は多いでしょう。中には「朔日参り(さくじつまいり)」や、会社での参拝などを行う方もいるかもしれません。このような私たちにとって身近な神社参拝ですが、そもそもなぜ、私たちは神社を訪れるのでしょうか。
この記事では、神社参拝という行為の背景にある、古くからの文化や精神性に触れながら、その意義を説明します。

 

 

神社参拝の根底にある3つの意味

参拝の際に意識していないことも多いかもしれませんが、神社への参拝には大きくわけて3通りの意味があります。

 

アニミズム

 

日本の神道の根底には、山や川、森といった自然そのものに神が宿ると考えるアニミズムの思想があります。神社は、そうした神聖な自然に対する人々の畏敬の念を表す場として生まれました。参拝という行為は、自然の恵みへの感謝、そして時に厳しい自然への畏怖の念を神々に伝えるためのものでした。

 

祖先への感謝

 

神道では、祖先の霊もまた神として祀られます。祖先の霊は「祖霊(それい)」と呼ばれ、家の守護神として子孫を見守ると考えられています。神社への参拝を通じて先祖への感謝の気持ちを捧げ、繋がりを再認識することができるのです。

 

日々の平穏への感謝と祈り

 

現代においても、私たちは日々の生活の中で様々な恩恵を受けています。それは家族の健康であったり、仕事の成功であったり、何気ない日常の平和であったりします。神社への参拝は、そうした当たり前のようでいて、かけがえのないものへの感謝の気持ちを神様に伝える機会ともなります。また、未来への希望や願いを託し、平穏な日々が続くよう祈る場でもあるのです。

 

 

神社がもつ大切な意味

 

神社_神輿_大切な意味

 

神社には、先述した意味のほかに、地域社会との繋がりと文化の継承という大切な役割があります。

 

氏神様と地域コミュニティ

 

多くの神社は、その地域に住む人々を守る氏神様を祀っています。お祭りなどの神社の行事は、地域住民があつまり、力を合わせて準備をしたり、御神輿を担ぐなど祭りの巡行に参加したりして、親睦を深める大切な機会となっています。また、地域によっては、氏子たちが協力して「しめ縄」を作り、神社に奉納する伝統が残っているところもあります。このような神社を中心とした活動に参加することで、地域社会の結びつきが強くなるのです。

 

伝統文化と儀式の継承

 

神社では、古くから伝わる様々な祭礼や儀式が行われています。これらの行事に参加したり、見学したりすることは、日本の伝統文化に触れ、それを次世代へと継承していくことに繋がります。

 

心の拠り所としての存在

 

神社は、地域の人々にとって心の拠り所となる場所でもあります。人生の節目に訪れたり、悩みや不安を抱えた時に立ち寄ったりすることで、心の安らぎや再び前向きになる力を得ることがあります。神社の静かで神聖な雰囲気は、私たちを穏やかな気持ちへと導いてくれ、そっと背中を押してくれる存在でもあるのです。

 

 

 

神社参拝の作法にこめられた意味

 

神社_参拝_作法_こめられた意味

神社を参拝する際には、一定の作法がありますが、その作法それぞれにも意味があります。

 

鳥居やしめ縄の意味と参道の歩き方

 

神社の入り口に立つ鳥居は、神社へ通じる門として建っているだけでなく、神域と人間が住む俗世を隔てる境界を表し、また不浄なものが入らないようにする結界としての役割を果たしています。鳥居や拝殿、御神木や手水舎などに張られているしめ縄は、神様がいらっしゃる神聖な場所と我々の住む俗世間とを隔てる役割があります。

鳥居やしめ縄をくぐる際には、神聖な場所に入るという意識を持つことが大切です。一礼して入り、参道の中央は神様の通り道とされているため、端を歩くのが作法とされています。

 

手水舎での清め

 

参拝前には手水舎で手や口を清めましょう。手水舎で清めることで、心身の穢れを祓い、清らかな状態で神前に立つことができるようになるから。水には浄化の力があるとされており、また一連の動作をすることは、心を整えることにもつながります。

 

二礼二拍手一礼の意味

 

拝殿での作法である「二礼二拍手一拝」にも、意味があるといわれています。「二拝」は神様への敬意を表す深いお辞儀、「二拍手」は神様への喜びや感謝の気持ちを表し、音によって邪気を祓うとも言われます。「一拝」は再び深いお辞儀で、感謝と神様への祈りを込める行為です。

 

まとめ|意味を知ることでより深く参拝ができる

 

神社_意味_深く参拝ができる

 

神社参拝は、自然への畏敬の念、祖先への感謝、日々の平穏への祈りという3つの意味を持つほか、地域コミュニティのつながりをはぐくみ、伝統文化を継承する場としての役割も担っています。また、神社の鳥居やしめ縄、手水舎での清め、二礼二拍手一拝の作法にも意味があります。神社になぜ参拝するのかを知る事で、参拝がより深く意義深いものになるでしょう。

 

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